蔵や納屋から出てくるもので、意外と売れるもの
蔵や納屋の片付けで出てくるもののうち、値段がつきやすいものをまとめました。捨てられがちなもの、判断に迷ったときの見分け方、片付ける前にしておきたいことをご案内します。

「こんな古いもの、売れるわけがない」
蔵や納屋を開けたとき、多くの方がこうおっしゃいます。
そして、捨てる山に入れられたものの中に、値段がつくものが混じっている——これが、片付けの現場でいちばんよく起きることです。
古いものは、古いというだけでは価値が決まりません。何であるか、どういう状態かで決まります。そして、それは見慣れていないと判断がつきません。
このコラムでは、実際に値段がつきやすいものを挙げておきます。捨てる前に、いったん脇に置いていただければと思います。
道具類
いちばん見落とされやすく、いちばん値段がつきやすいのがここです。
- 大工道具(鉋、鑿、鋸、玄能)
- 電動工具(丸のこ、インパクト、コンプレッサー)
- 農機具(耕運機、刈払機、噴霧器)
- 石工道具、左官道具
- 釣具、キャンプ用品
とくに大工道具は、銘の入ったものが残っていることがあります。「錆びているから」と捨てられがちですが、手入れをすれば使えると判断されるものが少なくありません。
電動工具は、国内メーカーのものが値がつきやすくなります。動かなくても、部品として扱われることがあります。
家具・建具
- 箪笥(時代箪笥、船箪笥、階段箪笥)
- 長持、行李
- 火鉢、囲炉裏まわりの道具
- 建具(欄間、障子、板戸、格子戸)
- 座卓、飾り棚
栃木県内の古いお宅には、建具のよいものが残っていることがあります。欄間や板戸は、いまは作れないものもあります。
大きくて運び出しが大変なため、真っ先に「解体して捨てる」と判断されがちですが、先に見せていただきたいものの筆頭です。
器・美術品
- 古い陶磁器、徳利、酒器
- 掛軸、屏風、書
- 銅器、鉄瓶、茶道具
- 人形、置物
「箱に入ったまま、開けたこともない」というものがよくあります。箱書き(木箱に書かれた文字)が手がかりになるので、箱ごと残しておいてください。
着物・布もの
- 着物、帯
- 反物(仕立てていない生地)
- 和装小物
たとう紙に包まれたまま、桐箪笥に眠っていることが多いものです。しみや虫食いがあっても、生地として扱われることがあります。
紙もの・小さいもの
見過ごされやすいものです。小さくても値段がつくことがあります。
- 切手、古銭、記念硬貨
- 古い万年筆、時計
- カメラ、レンズ
- レコード、蓄音機
- 看板、ホーロー看板
- 古い書籍、地図、古文書
古文書や証文は、地域の歴史の資料として扱われることもあります。まとめて紐で縛られたままになっていることが多いので、中身を見る前に処分しないでください。
逆に、値段がつきにくいもの
正直にお伝えしておきます。次のようなものは、値段がつきにくい傾向があります。
- 量産された食器、ガラス製品
- 一般的な洋家具、合板の家具
- 布団、衣類(和装をのぞく)
- 古い家電(製造から年数が経ったもの)
- 印刷された複製画、複製の掛軸
もちろん例外はありますが、「古いから価値がある」とは限らないということです。過度な期待を持っていただかないよう、あわせてお伝えしておきます。
片付ける前に、していただきたいこと
中身を出す前に、写真を撮る
棚に並んだ状態、積まれた状態のままで構いません。あとから「あれは何だったか」と思い出すのに役立ちます。
箱と付属品を、離さない
箱書きのある木箱、鍵、取扱説明書、保証書。これらが一緒にあるかどうかで、扱いが変わります。
洗ったり磨いたりしない
よかれと思って手入れをすると、かえって評価が下がることがあります。 とくに金属製のもの、漆器、古い塗りものは、そのままにしておいてください。
迷ったものは「保留」の箱へ
判断に時間をかけすぎないことも大事です。迷ったものは1か所にまとめて、あとでまとめて見せてください。
当窓口でできること
ここに挙げたもののほとんどは、当窓口でお買い取りできます。 当窓口の母体は、古物商許可を持つ買取会社です。
買取だけのご依頼も承ります。 片付けを頼まなくても構いません。「これだけ見てほしい」で結構です。
一方で、鉄くずなど当窓口で扱えないものは、整理業者がその分を差し引いた金額で作業してくれることもあります。
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