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「無料で回収します」に気をつけてください

巡回する車やチラシの「無料回収」で、積み込んだあとに高額な料金を請求されたという相談が国の機関に寄せられています。公表されている手口と、断って構わないこと、確かめておきたい点をまとめました。

カテゴリ:その他 / 2026.09.22
無料回収をうたう車と、あとから料金を請求される様子を示したイラスト

「ご不用品を無料で回収します」

住宅街を回ってくる車の放送を、聞いたことがあると思います。ポストにチラシが入っていることもあります。

片付けをしていて物が出たとき、ちょうどよく通りかかると、つい呼び止めてしまう——気持ちはよく分かります。

ただ、この形の回収について、国の機関が繰り返し注意を促しています。 実際に困ったという相談も、数多く寄せられています。

公表されている相談の内容

国民生活センターには、不用品回収に関する相談が寄せられており、その件数は増加してきました。公表されている事例には、次のようなものがあります。

  • 「軽トラック一台7,000円」という広告を見て頼んだところ、積み込んだあとで25万円を請求された
  • 「詰め放題」と聞いていたのに、当日になって「荷台の囲いの高さまで」と言われた
  • 支払えないと伝えたところ、銀行で現金をおろすよう指示された

さらに消費者庁は、消費者安全法にもとづき、事業者名を挙げて注意喚起を行ったことがあります。そこには、実際に使われた言い回しがそのまま記録されています。

「事業廃棄の対象となり料金が加算される」

「不用品が重い」

「トラックに積んでいるのでキャンセルはできない」

積み込んでから金額を出す、というのが共通した形です。

「無料」「買取」でも、安心とは限りません

環境省は、使用済みの家電などについてこう示しています。

無料で引き取られる場合、または買い取られる場合であっても、直ちに有価物と判断することはできない

つまり、「無料だから」「買い取るから」という理由だけでは、適正に処理されているとは言えないということです。

引き取られたあと、どこへ運ばれ、どう処理されるのかが分からないまま、というのが問題になります。

断って構いません

呼び止めてしまったあとでも、積み込む前なら断って大丈夫です。

  • 「やっぱり結構です」で構いません
  • 理由を説明する必要はありません
  • その場で決めず、「家族と相談します」でも構いません

そして、積み込みが始まったら、いったん止めてください。 「トラックに積んだからキャンセルできない」というのは、公表されている手口の言い回しそのものです。

不安を感じたら、その場で消費生活センター(消費者ホットライン 188)に電話して構いません。 通話中にご相談いただけます。

確かめておきたいこと

事前に確かめておけば、多くは防げます。

  • 社名と所在地を名乗るか(車体に書いてあるか、名刺があるか)
  • 書面を出すか(金額と作業範囲が書かれた見積書)
  • 追加料金が出る条件を先に説明するか
  • 家庭から出た不用品を運ぶための市町村の許可を持っているか

家庭から出たごみを運ぶには、市町村ごとの許可が必要です。多くの市町村が、許可を持つ業者の一覧を公開しています。

ただし、これらを電話口で一つひとつ確かめるのは、実際には負担が大きいものです。判断に迷ったら、いったん断って構いません。 急いで決める必要はありません。

それでも、頼みたい場面はあります

誤解のないようにお伝えすると、回収を頼むこと自体が悪いわけではありません。

物が出たとき、誰かに運んでもらう必要はあります。問題は、金額と範囲が事前にはっきりしていないことだけです。

  • 先に書面で金額が出ている
  • どこまでやるかが決まっている
  • 追加が出る条件が説明されている

これがそろっていれば、心配はいりません。

迷ったら、声をかけてください

当窓口は、ご相談を受けて内容に合う業者をお探しする窓口です。自分たちで回収作業は行いません。

  • 「いま来ている業者に頼んで大丈夫か」——その場でご連絡いただいて構いません
  • 「何を確かめればいいか分からない」でも大丈夫です
  • 断り方が分からない、というご相談もあります

そして、古道具、大工道具、電動工具、農機具、着物、家具などは、当窓口でお買い取りできます。当窓口の母体は古物商許可を持つ買取会社です。買取だけのご依頼も承ります。

鉄くずなど当窓口で扱えないものは、整理業者がその分を差し引いた金額で作業してくれることもあります。

「無料で持っていきます」と言われたものの中に、値段がつくものが混じっていることがあります。渡してしまう前に、一度見せていただければと思います。

ご相談・業者のご紹介は無料です。


この記事で触れた注意喚起の確認先

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