一軒分のごみが出たとき、市の収集では終わりません
家一軒分のごみが出たとき、いつもの家庭ごみの収集では追いつきません。自分で出せる量の目安、市の収集で扱えるもの・扱えないもの、業者に頼む線引きを、栃木の相談窓口が整理しました。

「袋に詰めて出す」の延長では、終わらないことがあります
家の中のものを整理し始めて、最初に気づくのがこれです。
思っていたより、量が多い。
ふだんの家庭ごみは、袋に詰めて、決まった日に集積所へ出す。その繰り返しで片付きます。でも、一部屋ぶん、一軒ぶんとなると、同じやり方では追いつきません。
このコラムでは、どこまでが自分でできて、どこからが業者の話になるのかを整理します。
自分で出せる量の目安
はっきりした基準はありませんが、現場感覚としては次のあたりが分かれ目です。
| 量 | 現実的な手段 |
|---|---|
| 45リットル袋で10袋くらいまで | 何回かに分けて、いつもの収集に出せる |
| 20〜30袋 | 出し切るのに1〜2か月かかる。家族の協力が要る |
| 一部屋ぶん以上 | 収集だけでは終わらない。別の手段を考えたほうが早い |
ここで気をつけていただきたいのが、一度に大量に出すと、集積所が使えなくなることです。
集積所はご近所と共用のものです。一軒分のごみで埋まってしまうと、ほかの方が出せません。 「自分の家のごみだから」では済まない場面が出てきます。
一度に出せる袋の数に決まりを設けている市町もあります。お住まいの市町にご確認ください。
家庭ごみの収集で、扱えないもの
量の問題とは別に、そもそも家庭ごみとして出せないものがあります。ここで止まる方が多いところです。
法律で扱いが決まっているもの
- テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 家電リサイクル法の対象です。市の収集には出せません。購入した店、買い替える店、または指定の引取場所での扱いになります。
- パソコン メーカーによる回収の仕組みがあります。
多くの市町で、受け付けていないもの
- タイヤ、バッテリー、消火器
- ピアノ、金庫、バイク
- 建築廃材(解体で出た木材、瓦、コンクリート)
- 農機具、農業用の資材
- 灯油、塗料、薬品
ただし、市町によって扱いが違います。 受け付けているところも、条件つきのところもあります。必ずお住まいの市町にご確認ください。
粗大ごみは、量が多いと向かないことがあります
大きなものは粗大ごみに出せますが、量が多い場合には向きません。
- 申し込みが1点ずつ必要なことが多い
- 収集日まで数週間待つことがある
- 自分で家の外まで出す必要がある
- 一度に出せる点数に上限がある市町もある
つまり、「20点あります」となると、申し込みだけで一日仕事になり、収集も何回かに分かれます。
栃木市と近隣5市町のルールの違いは、栃木市の粗大ごみは電話予約のみ。近隣5市町のルールを比べましたにまとめています。
金額と申し込み方法は、お住まいの市町にご確認ください。
業者に頼む線引き
次のどれかに当てはまるなら、業者に頼んだほうが早く、結果として楽です。
- 期日が決まっている(退去、引き渡し、施設への入居)
- 家の外まで出せない(重い、二階にある、一人しかいない)
- 市の収集で扱えないものが多く混じっている
- 何がどれだけあるか、把握できていない
とくに最後のものは、ご自分で始めてから気づくことが多いものです。途中まで進めてから相談しても、まったく問題ありません。
分別しなくて構いません
業者に頼む場合、よく聞かれるのがこれです。
分けておいたほうがいいですか?
その必要はありません。 分けるのは業者の仕事です。
そして、もうひとつ理由があります。ご自分で分けている途中で、値段がつくものが捨てられてしまうことがあるためです。
古道具、大工道具、電動工具、農機具、着物、家具、骨董などは当窓口でお買い取りできます。 当窓口の母体は古物商許可を持つ買取会社です。買取だけのご依頼も承ります。
鉄くずなど当窓口で扱えないものは、整理業者がその分を差し引いた金額で作業してくれることもあります。
まずは、写真を撮ってみてください
量の見当は、写真でおおよそつきます。
- 各部屋を、入口から1枚ずつ
- 押し入れ・物置・納屋は、開けた状態で
- 積み上がっているところは、全体が入るように
片付けてから撮る必要はありません。そのままの状態のほうが、正確な見当がつきます。
ご相談・業者のご紹介は無料です。「どこからが業者の話なのか分からない」という段階で結構です。
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