大きな家具は、捨て方より「出し方」でつまずきます
タンスやベッド、冷蔵庫。捨て方は分かっても、家から出せなくて止まることがあります。搬出でつまずく場所、一人で動かしてはいけない理由、値段がつく家具について、栃木の相談窓口が整理しました。

止まるのは、たいてい「出せない」ところ
大きな家具を処分しようと思ったとき、多くの方がまず調べるのは捨て方です。粗大ごみに申し込むのか、業者に頼むのか。
ところが実際に止まるのは、その手前です。
家の外まで、出せない。
粗大ごみの収集は、ご自分で家の外まで出しておくのが基本です。玄関先、あるいは指定された場所まで。そこまで運べなければ、申し込んでも意味がありません。
つまずきやすい場所
現場でよく問題になるのは、次のところです。
| 場所 | 何が起きるか |
|---|---|
| 階段 | 踊り場で曲がれない。段差で手が離れる |
| 廊下の角 | まっすぐなら通るのに、曲がれない |
| 玄関・ドア枠 | 幅が足りない。上枠に当たる |
| 和室の敷居・鴨居 | 高さが足りない |
| 二階の窓 | 窓から下ろす必要が出てくる |
とくに多いのが、**「入ったのだから出せるはず」**という思い込みです。
建てたときに入れた家具、家具屋さんが分解して組み立てた家具、リフォーム前に入れた家具。入ったときと、いまとで条件が違うことがあります。
一人で動かさないでください
これは強くお伝えしたいところです。
タンス、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ピアノ、金庫。 これらを一人で動かそうとして、けがをされる方がいます。
- 階段の途中で支えきれなくなる
- 倒れてきたものに足を挟む
- 中身が入ったまま持ち上げて腰を痛める
片付けの途中でけがをしたら、そのあとが止まります。 急いでいるときほど、無理をしがちです。
「これは自分では無理だ」と思ったら、そこで手を止めてください。
分解できるものと、できないもの
分解すれば出せることがあります。ただし、やめたほうがよいものもあります。
分解してよいもの
- 組み立て式の棚、カラーボックス
- ネジ止めのベッドフレーム
ご自分で分解しないほうがよいもの
- 古い箪笥、建具、欄間 — 値段がつくものを壊してしまうことがあります
- ピアノ、金庫 — 構造上、分解に向きません
- 家電 — 感電やガスの危険があります
壊す前に、見せていただきたいもの
ここがいちばんお伝えしたいところです。
大きくて運び出しが大変なため、真っ先に「解体して捨てる」と判断されがちなものの中に、値段がつくものがあります。
- 時代箪笥、桐箪笥、船箪笥、階段箪笥
- 建具(欄間、障子、板戸、格子戸)
- 火鉢、座卓、飾り棚、長持
栃木県内の古いお宅には、いまは作れない建具が残っていることがあります。欄間や板戸は、その筆頭です。
そのまま使えるものは、素材として量るより高くなります。 これらは当窓口でお買い取りできます。当窓口の母体は古物商許可を持つ買取会社です。買取だけのご依頼も承ります。
一度壊してしまうと、戻りません。 判断を急がず、まず写真を撮っていただければと思います。
家電は、扱いが決まっています
テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象です。市町の粗大ごみには出せません。
買い替える店、買った店、または指定の引取場所での扱いになります。詳しくは粗大ごみに出せないものがありますをご覧ください。
1点だけのご依頼でも構いません
「ほかは自分でやるけれど、これだけ動かせない」——そういうご相談を承ります。
ご相談を伺い、内容に合う業者をお探しします。作業とお見積りは業者が行います。
まとめて頼まなければならない、ということはありません。 1点からで結構です。
写真を撮るときのお願い
見積りの精度が変わるので、家具だけでなく、通り道も撮っておいてください。
- 家具そのもの(高さ・幅が分かるように)
- 置いてある部屋から、玄関までの道のり
- 階段があれば、その幅と曲がり
- 玄関のドアの幅
これがあると、何人必要か、窓から下ろす必要があるかが、見ただけで分かります。
ご相談・業者のご紹介は無料です。「出せるかどうか見てほしい」だけでも結構です。
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